笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

2009-04-11から1日間の記事一覧

「架空の球を追う」・森 絵都

「架空の球を追う」・森 絵都やっぱり罠にはまった。そんな気がする。ふとした光景から人生の可笑しさを巧妙にとらえる森絵都マジック。たとえばドバイのホテルで、たとえばスーパーマーケットで、たとえば草野球のグラウンドで、たとえばある街角で…人生の…

「ラン」・森絵都

「ラン」・森絵都走らなくちゃ…一歩でも前に進むために―― もしもあの時こうしていたら…環の心は、突然家族が亡くなったあの日から止まってしまっていた。もう一度家族に会いたい。ある日、自転車を走らせたその先に待っていたものとは?出会いと別れ、誰の人…

「きみの友だち」・重松 清

「きみの友だち」・重松 清「友だち」の意味、やっとわかったよ――心を揺さぶる、珠玉の長篇!頭がよくてちょっと意地悪な恵美ちゃんと、何をやってもぐずな由香ちゃんは、ある事故が起きてから誰とも付き合わなくなった。勉強もスポーツも抜群でライバル同士…

「おそろし 三島屋変調百物語事始」・宮部みゆき

「おそろし 三島屋変調百物語事始」・宮部みゆき17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに、ぴたりと他人に心を閉ざしてしまった。ふさぎ込む日々を、江戸で三島屋という店を構える叔父夫婦のもとに身を寄せ、慣れないながら黙々と働くことでやり…