笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

「青い鳥」・重松 清









「青い鳥」・重松 清



村内先生は中学の臨時講師。言葉がつっかえて、うまくしゃべれない。だから“たいせつなこと”しか言わない――。いじめ、自殺、虐待。吃音の教師を通して答えのない問題に向き合い、だからこそ伝えたい思いを描く感動作。




 一つ一つのストーリーの中に たくさんの ひとりぼっちがいて。

 「ムラウチ先生」と関わることで 胸の中の 固くなった部分が ちょっとずつ解れてゆく。

 切なくて悲しくて苦しくなって

 過去の自分が この中にいるような気がして 胸の中を覗かれているような気もしました。

 ・・・・コワかった。何だか怖くて。



 最後まで頑張って読んだ。



 そんな本でした。



 読んで良かった。 いま、この本と向き合えてよかった。



 ワタシの中の「大切なもの」 ワタシは大人だから、じぶんでちゃぁぁんと

 見つけなきゃ。守らなきゃ。



 ワタシはきっと ちゃんと持ってるはずなんだから。

 

 「頑張ろう」と なんだかね~ 思っちゃいました。



 「ひとりぼっち」になりたいと思う人はいないと思うけど。特に10代のころなんかは、ワタシもそうだったし。

 でも 自分に違和感を感じてまで 「ひとりぼっち」を避けなくてもいいのかも。

 今のワタシは、そうも思う。



 一人は怖いし、寂しい。

 でも  「そうは思わない」コトに 頷きたくはない。



 ・・・・ワタシはどうしたい??

 最近よく分からなかった。  あまりにも「人と居ること」に忙しくて。




 でもヤッパリ思うコトがある。

 ワタシはワタシでいたい。  それが「ひとりぼっち」かもしれないけど。

 まぁいっか。



 「たいせつなもの」は ワタシの中に きっとある。