笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

「きみの友だち」・重松 清









「きみの友だち」・重松 清



「友だち」の意味、やっとわかったよ――心を揺さぶる、珠玉の長篇!頭がよくてちょっと意地悪な恵美ちゃんと、何をやってもぐずな由香ちゃんは、ある事故が起きてから誰とも付き合わなくなった。勉強もスポーツも抜群でライバル同士だったブンちゃんとモトくんは、あることがきっかけで全然チグハグになった。それでも……衝突や痛みや喪失を乗りこえて輝く「友だちという関係」を描く最高傑作。 




 金平糖さんのモコモコ雲・・・・  見つかるといいなぁ。

 なんてことを読み終わってふと思いました。



 わたしにもあるかな。見つかるといいなぁ、なんて。そんなことも。



 あ~。 一つ一つの言葉が、心にしんしんと積もってゆきます。

 忘れてはいけない。この気持とちゃんと、向き合えるワタシになりたい。



 小4女子。ただいま「お友達」の意味を探っている最中。

 自分の気持ちを、持て余しているのが側にいてもよく分かる。

 何とかしてあげたいけれど。    だめだめ。



 答えを探して探して。  悩んで悩んで。   そうやって本当の意味を知るんだな。



 この物語で出会った皆から、そう言われました。




 一つ一つの物語の中の。



 一人ひとりが。



 ちゃんと何かを心の中で掴んでいく。  友だちの意味を知る。

 素敵な1冊でした。




 素敵過ぎて、泣き過ぎです。  ワタシ^^;