『ホームタウン』・小路 幸也著(幻冬舎)
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本当は誰だって
札幌の百貨店で働く行島征人へ妹の木実から近く結婚するという手紙が届いた。両親が互いに殺し合った過去を持つ征人と木実は、家族を持つことを恐れていたにもかかわらず。結婚を素直に喜ぶ征人。だが結婚直前、妹と婚約者が失踪する。征人は二人を捜すため決して戻らなかった故郷に向かう…。家族の絆を鮮烈に描く傑作青春ロードノベル。
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安定の優しさ。
胸がいっぱいになるー、のでありまする。
家族とか、
そういうテーマでお書きになりますと
この作家さんは絶妙なポイントでワタシのツボをついてくれるので
せつなくなったり、わくわくしたり
すごーく忙しない心持で読む羽目になるww
兄妹って
この作家さんの設定で多いような気がしますが、気のせい?
ふふ
お互いを想う雰囲気がとても素敵だった
しかし!
家族と言えば忘れてはならないのが
下宿先のおばあちゃんとお孫さん
彼がどんな人かもきっとわかっていて、暮らしている
その優しさが心にしみるのです
年の功・・・
だけではない何かを、きっとお持ちでいらっしゃる!
忘れてはならない愛すべき登場人物さまさまも
小路作品の醍醐味ではないでしょーか★
ハラハラの展開も最後は優しい幕引きにほろりとする
この作家さんは、ここが好きだ。
紡