笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

『太陽のパスタ、豆のスープ』宮下 奈都著/集英社

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結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽。失意のどん底にいる彼女に、叔母のロッカさんが提案したのは“ドリフターズ(やりたいこと)・リスト”の作成だった。自分はこれまで悔いなく過ごしてきたか。相手の意見やその場の空気に流されていなかっただろうか。自分の心を見つめ直すことで明日羽は少しずつ成長してゆく。自らの気持ちに正直に生きたいと願う全ての人々におくる感動の物語。




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物語の流れに沿って、自分の心も外へ向いてゆく。
深みのある物語でした。その中でのロッカさんの存在がそれこそ太陽のようでした

明日羽ちゃんの、物語の冒頭から中盤、それはのろのろと暮らしてゆく描写に対し
後半のぐぐっと盛り上がってゆく心の変化が鮮やかに心に残ります。

素敵でした
ただ、気持ちよく元気が貰えるだけではなくて
こうやって人は強くなるんだろうなぁ。その過程をしみじみ楽しむ事が出来る物語。

同じような状況の人には一つの参考にはなるだろうし
今が充実している人にもいつかの指針にはなるだろうと思う。



是非、ご一読を。むふふん。












去年、最後に食べたものは? ブログネタ:去年、最後に食べたものは? 参加中


紅白観ながら、チョコモナカアイス。