笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

「NO.6」/あさのあつこ

2013年の未来都市《NO.6》。人類の理想を実現した街で、2歳の時から最高ランクのエリートとして育てられた紫苑は、12歳の誕生日の夜、「ネズミ」と名乗る少年に出会ってから運命が急転回。どうしてあの夜、ぼくは窓を開けてしまったんだろう? 飢えることも、嘆くことも、戦いも知らずに済んだのに……。

壊せ。
破壊してしまえ。
何を?
全てを。
すべて?
ぼくは知りたいんだ。なんでこうなったのか。これからどうなるのか。――<本文より>

「わたしはNO.6という物語の中で、生きる希望とやらを掴んでいけるのだろうか」――あさのあつこ

 

 

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既に完結して何年も経過してましたが

私としたことがうっかり読み逃したっまになって居まして

受験の為の数回にわたる移動中で読み上げました!

 

ひと言で言えば

最高!

シリーズの完結は個人的には本当に寂しいのですが

彼らの苦難にひと通りの成果が、決着がつけられたことには安堵しました。

 

好みの設定に良い感じの少年

素敵なお母さんと癖のある仲間たち

腹が立つ仲間に、歴史の謎

生い立ちの秘密

成長してゆく彼らの瑞々しさと儚さがえがかれておりまして。

あの忙殺されそうな私の毎日をひと時、忘れさせてくれまhした。

音楽も大事ですが

どうしようもない、逃げられない状況から

救い出して逃がしてくれるのはやはり、物語なのですよ。

皆さん、手のひらに物語を!

その心に、夢の世界を!

 

もどかしい位の二人の距離感を

一気に縮めた、と思ったら別れてしまう訳ですが

きっと二人の運命はまたどこかで絡まる事が定められているような気がするので

その日まで待ちましょう、そんな心持ちです

本当に大好きでした。

 

現代の風刺にもなっているような気がします

多分それもありの物語だったのでしょうなぁ

これから紫音がどのように新しい世界を創るのか

ネズミはどこまで知らんぷりできるのか、なんて

そんな事を思っています。

 

しかもさ、BEYONDで出て来てるのあれは

ネズミと出会っている人って・・・・・!

と言う事で、あさのあつこ先生には気が向いたらまたあの世界を描いて頂きたい。

そんな心持です。

 

人によって好き嫌いはあるでしょう、そうでしょう。

私は大好きです。本当に。それだけです。

 

 

 

 

ところでアメブロさん、プロフィールの仕様が変わってませんか!?