笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

「花宴」/あさのあつこ著

最後に、簪を探し始めた人が誰であったのかを、思い出せてよかったなぁと思いました。この年だから、共感できない訳じゃないあの二人の心の揺れも、切なかった。最期に寄り添えて、良かった。私はどんな風に人生を終えるのだろうとふと思いました。本を閉じて、泣かずにはいられなかった。