笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

読人日誌*カ行作家様

「Burn.−バーン− (角川文庫)」著・加藤シゲアキ

さめきった天才子役・レイジが出会ったのは、人生を謳歌するホームレスとドラッグクイーン。彼らに触れ、レイジは人間らしい心を取り戻すが、幸せな時は冷酷な力によって破られて…。家族、愛の意味を問う青春小説。 ・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥ 物語を読…

『一鬼夜行』 小松 エメル/ポプラ社

*江戸幕府が瓦解して五年。強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春といやいや同居する羽目になった喜蔵は、次々…

『死ねばいいのに』・京極夏彦著

***死にたかったのは、誰。殺したのは。タイトルからして、強烈でもキーワード幸せだから死にたい不幸でも死にたくないだから人は、面白いなんてですね改めて気づかされる誰が殺したのか殺された彼女はどんな人だったのか問われることに幾ばくかの後ろめ…

『晴天の迷いクジラ』・窪 美澄著(新潮社)

***生きてみようワタシは、生き続けてゆこう壊れかけた三人が転がるように行きついた、その果ては?人生の転機に何度も読み返したくなる、感涙の物語。2012年 第3回 山田風太郎賞受賞。■□■□■□■□■□「この不愉快こそが、文学的不愉快なのだ」受賞したその賞…

「幽談」・京極 夏彦

「幽談」・京極 夏彦怪談専門誌『幽』の連載に3篇の書き下ろし作品を加えた、8つの“幽談”を収録。怪談でも奇談でもない、怪しく奇妙な短篇小説集。ああ、手首だと、私は思ったものである。切断された手首だとは思わなかった。誰の手首だろうとも思わなかっ…

「隠蔽捜査」・今野敏

「隠蔽捜査」・今野敏竜崎伸也、四十六歳、東大卒。警察庁長官官房総務課長。連続殺人事件のマスコミ対策に追われる竜崎は、衝撃の真相に気づいた。そんな折、竜崎は息子の犯罪行為を知る―。互いに自らの正義を主張するキャリアとキャリアの対立。組織として…

「レッド」・今野 敏

「レッド」・今野 敏 それは簡単な「調査」のはずだった―。元マル暴刑事・相馬は、現場を外され、環境庁外郭団体に出向させられ、仕事に情熱を失った日々を送っていた。ある日命じられた通称「蛇姫沼」の環境調査で強い放射能を検出する。何かおかしい。調査…

「果断」・今野敏

息子の不祥事で大森署署長に左遷されたキャリアの伊丹伸也。現場で対立する捜査一課特殊班とSWATに、彼の下した決断は! 『隠蔽捜査』シリーズ第二弾。 ・・・・いきなりコッチから 読んじゃいました>< でも!! スッゴイ面白かった♪ あの 竜崎サンのキャラ…

「おだんごスープ」 / 角野栄子・作 市川里美・絵

「おだんごスープ」 / 角野栄子・作 市川里美・絵あったかいスープがのみたいなあ。おばあさんが作ってくれたおだんごスープがのみたいなあ」おばあさんが死んでひとりぼっちになったおじいさんは、はじめておだんごスープを作りました。スープができたとき…

「おじいちゃんがおばけになったわけ」

おじいちゃんがおばけになったわけ / キム・フォップス・オーカソン/文 エヴァ・エリクソン/絵 菱木晃子/訳 死んじゃったはずのおじいちゃんが、夜になって、エリックのところへやってきました。 だけど、なんだかちょっとヘン・・・・ おじいちゃんが戻っ…

「だいくとおにろく」 / こどものとも傑作集

朝の読み聞かせで 使いました。 二年生で読みました(*^_^*) 流れのはやい川に 丈夫な橋を架ける事を 引き受けてしまった「だいく」。 どうしたものかと 川の前で悩んでいると、川からおにが 現われて・・・・・\(^o^)/ おにとだいくの 掛け合いに、子ど…