笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

「レッド」・今野 敏









「レッド」・今野 敏



それは簡単な「調査」のはずだった―。元マル暴刑事・相馬は、現場を外され、環境庁外郭団体に出向させられ、仕事に情熱を失った日々を送っていた。ある日命じられた通称「蛇姫沼」の環境調査で強い放射能を検出する。何かおかしい。調査を続ける相馬たちの前に見えてきたものは、日米政府の思惑がからんだ、東西冷戦時代の遺物ともいえる壮大な陰謀だった―。 


 

 面白くて、切なかった。



 諦めて、忘れることにしていた情熱。それなのに

 まだ諦めていない情熱に出会って、引きずり込まれて、思い出すことを余儀なくされる。

 

 相馬さんの心情の変化が面白い前半と事件が展開していく後半。

 ただの「調査」が 歴史と国際問題を含んだものだと分かってからは、ワタシはもうハラハラ!



 ・・・面白かったですぅ~♪



 相棒なんて名前でしたっけ?(ごめんなさい><)

 彼がね、スッゴイかっこいいのよ!

 でもきっと 相馬さんのトコに来たってコトは きっと組織から「外れた(外された)」人で・・・



 自分の信念にまっすぐに 進んでいく彼の想いに巻き込まれてく

 でもきっとそうなることを望んでいたような気もする^^

 「大切なもの」はそう簡単には 自分の中から消せないんですね



 そう感じた お話でした。