笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

『背表紙は歌う』・大崎梢著




『背表紙は歌う』・大崎梢




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そう言えば読んでないやって
そう思って借りた訳でありまする。

何と何とのひつじ君第2弾
爽やかに真っ直ぐに時に切なくそうして可笑しく。

読みながら涙ぐんで最後には笑っている自分に
何度も気付かされました

短編4つの
本を愛する人達の物語。


【ビターな挑戦者】

ワタシ的にはですね表題作よりもこの一編が
一番心に響きました。

そうかぁ
そうなんだぁ。

そう分かった瞬間はもう
彼の想いをこの本ごと抱き締めたくなった

ああやって一生懸命な人がいてくれるから
わたしたちは自分の街に本屋さんを手に入れる事が出来ているのかもしれない
ううん
きっとそうなんだ

入り口から
陳列の棚の隅々まで

そのどれもが愛しくなってしまう
そんな物語でした。

【新刊ナイト】

すごーくハラハラして
最後のどんでん返しに

!?

うそぉぉぉぉぉ

の、号泣。

心の中にいつも居てくれて
自分の指針になっている人ってそう
誰にでもいるよな気がする

ワタシにだっている

そこに気付けている人がちゃんと
孤独を抱えながらも自分の場所をちゃんと見付けて
生きてゆこうと
出来るのだろうなぁ

最後の最後
そのエピソードが描かれていないその憎さに
余計に萌えるのだっ

くぅぅぅぅぅ!


【背表紙は歌う】

これはもう
そりゃぁもうの表題作

ほんわかハラハラの、最後はじんわり。

そこに何故今でもその出版社の本があるのか
いつか自分で確認しに行けるといいな

愛の場所はまだホントは
終わっていないのかもしれない。


【君と僕の待機会】

これは
謎ときと共にですね
賞レースの舞台裏が手に取るように分かって
驚きで新鮮な心持も生まれたのですが
段々と切なくなってしまって・・・・

こうやってブログとかに感想記事書いたりする事とかも
ホントは失礼なのかもなって
そんな風にも反省しました

最後はもちろん
ああ、そうかぁ
そんな結末には結び付くのですが
表現される苦しみを真摯に受け止め
本を読まねば
なんて事を心に誓った

そんな次第でありまする



【プロモーション・クイズ】

ちょ・・・・・・・・・!!!
えええええええええええええええ!?

そこでっ
そこに繋がるっ!?

驚いて終わり。

なんて事だ・・・・・・ッッ!
今後が楽しみ過ぎるじゃないかぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!

出逢うのかな?
そんな事もあるのかなそう言えばそう考えるのもありなんだよな。





どうしよう
続きが読みたい

要するにこれに尽きる、そんな一冊。




ひつじ君の第一弾感想文はこちら
「平台がお待ちかね」・大崎梢著感想文byきゃん






一人の時間ないとダメ? ブログネタ:一人の時間ないとダメ? 参加中



一人の時間を十分に過ごせてこその
団体行動なのですよ。

これはワタシに限ってのことですけれども。

寂しさを感じる事が出来て
寂しさとのんびり遊びたいのです
寂しくなければワタシは言葉を探せない

なので
一人の時間在ってこそのワタシ

でもそれは
待ってくれる人がいてくれるからこその
ワタシのとっておきの時間である事も
本当は本当の孤独を知らない事も
十分、分かっておりまする。