彼女と女王様
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「やっとクラスの女王様決まった感じ~」
ああお腹空いたお風呂入る前になんか食べたいよぅ
小ぶりのあんぱんを頬張りながらさらりと結果を報告。
4月、新しい教室の中。
揃えられた組み合わせは相手の出方を伺いつつ自分のポジションと所属のグループを探り合う。
その中でも、誰がクラスの女王様になるのか、と言う事は
「かなり重要」
のように思えると、全くの傍観者
寧ろ傍観者としても把握されているのかどうか怪しい立ち位置の我が女子
ひやひやの数日を過ごした後、安堵の表情で教えてくれるのでした。
とにかく、教室が微妙な空気に満ちているらしいです
気にし過ぎなんじゃないかと思いますけどね、聞いていると面白いので、敢えては助言しない。むぷ。
男女交えての交友関係の賑やかな
しかもグラマラスなテニス部員の御嬢さんがその地位を手に入れたらしく
でもよくよく聞いているとなんと小学校の時は我が家によく来ていたお子さんで
「うそー!」
驚愕の母
「それもう、大昔の話やん」
冷静女子。中学校に入って一度も話してないらしい
だってあれって2,3年前よ?大昔?嘘やろ!
時間の流れる感覚の違いは、若さなのかやはりそうなのか。そんな事をふつふつと感じつつ、でもやはり驚くのだ。
ふぅん。
ようやく腑に落ちた頃に、女王様の女王様たらしめる言動を耳にした訳ですが
それはちょっと、女王様ってなんだか。
「痛々しいでしょ。」
言い捨てるな、女子よ。
所謂クラスメイトではないか。卒業アルバム(略して卒アル。先日知った呼び名。)ではお隣に映るではないか。
教室の中の幾人もが、耳を疑っても聞かなかった振り
目を見張っても、観なかった振りを繰り返すうち、女王様はその気になった。
やりたい放題を、させるだけさせて嗤う。
そこに傷付く人が居れば関わった不運を慰め合う。
「懇談会行ったら、どんなお母さんか教えてよ」
さらりとお願いされた。
やっぱり痛い感じなのかなぁ。ねー、どう思う?
何気に尋ねる我が子を、空恐ろしく感じた。
教室の真ん中で言いたい放題、でも放課後には話のネタにされ嗤われる女王様と
教室の隅でのんびり構えている様で、実はすべてを観察し、友と嗤い合う我が子。
どっちがどうなんだ。怖いじゃないか。
ブログネタ:できれば今日中にやっておきたいこと 参加中
体操服のゼッケン縫い付け。
もう、死ぬほど苦手。