笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

「室の梅 おろく医者覚え帖」・宇江佐真理









「室の梅 おろく医者覚え帖」・宇江佐真理



奉行所検屍役・美馬正哲。身投げや殺し、首縊り…。屍の末期の無念を解き明かす彼を、ひとは「おろく医者」と呼ぶ。武器は、遠く紀州華岡青洲に学んだ最新の医術!江戸の「法医学者」は恋女房、産婆のお杏とともに、八百八町の底に渦巻く愛憎に立ち向かう。人の生と死に触れる夫婦を描く傑作事件帖。




 人の「死」と向き合う夫と、「生」に立ち会う妻。

 違うようで、でもどこかで通じているものがある。すごい夫婦だなぁと思いました☆



 一つの事件で、死体から得る情報ってやっぱり凄いんだわっ!

 とそこにはほんとに感動☆ この時代でも、そんな技術はあったのね~^^



 自分を高めるために、紀州へと行ったきり戻ってこない夫。

 帰ってこない正哲を待ち続けるお杏。いなくなって初めて、夫に抱いていた気持ちに気付く。

 こういうのっていいかも~ハートさて、正哲さんはどうだったんでしょうねぇ^m^



 やっと子供ができたのに事件に巻き込まれ流産したときには

 ワタシのほうも呆然としちゃいましたが;;

 物語は、数年後までを追って終わってくれたので、救われました。




 こういうお仕事の人、いたでしょうね~やっぱり。

 史実に残らずともずっと人の心に残るお仕事ってあるかも。



 そういう過去の色んなことがつながって、今があるのでしょうね♪