笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

「三日月が円くなるまで 小十郎始末記」・宇江佐 真理









「三日月が円くなるまで 小十郎始末記」・宇江佐 真理

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刑部小十郎の仕える仙石藩と、隣接する島北藩は、かねてより不仲であった。仙石藩藩主・義敬が、江戸城内で起きた檜事件で島北藩に顔を潰されたのをきっかけに、正木庄左衛門は、藩主の汚名をそそぐべく御長屋を飛び出し、中間として島北藩の江戸藩邸にもぐりこんだ。義憤にかられて暗躍する剣豪の朋輩とは対照的に、その助太刀をいいつけられた小十郎は、小道具屋「紅塵堂」に寄宿しながら、そこの一人娘ゆたや雲水の賢龍らとともに、のんびりと町屋暮らしを堪能していたのだが…。 




 その描写でまるで目の前に小十郎達が暮らしているように感じる・・・

 さすがだなぁ。

 だから質素な暮らしも、ささやかな幸せも。身分から背負う切なさも。

 ストレートに伝わってくるのです。



 結局は人って いつの時代も変わらず、何かしらしがらみを背負っているもんかもね。

 しみーじみ。そう思ってしまいました。

 サラリーマンとかと変わんない・・・  この方の物語にはいつも現実を突きつけられる。

 切なくなる。



 でもだからこそ暮らしのなかに楽しみを見つけたり、誰かを好きになったりvv

 生きていることに喜びを探してゆく。

 幸せになってゆく。



 ワタシもがんばらなくっちゃ☆

 人生はだいたいこうやって、進んでいくんだもんね♪