笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

「かたみ歌」・朱川 湊人









「かたみ歌」・朱川 湊人

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忘れてしまってはいませんか?あの日、あの場所、あの人の、かけがえのない思い出を。東京・下町にあるアカシア商店街。ある時はラーメン屋の前で、またあるときは古本屋の片隅で―。ちょっと不思議な出来事が、傷ついた人々の心を優しく包んでいく。懐かしいメロディと共に、ノスタルジックに展開する七つの奇蹟の物語。




 朱川作品初挑戦。   ってそんなに大した事ではないんですが^^;

 いろ~んな方々の感想記事でお見かけしていた名前だったので気になっていて。

 そいでもってなんとなーく見ていた図書館の棚にあって・・・・



 「こんにちは」



 と。連れて帰ってきちゃいましたぁ(ちゃんと手続きはしましたからっw)



 短編集でした~vv  良く調べると「短編の名手」と書かれている記事もありましたよ♪

 はじめましての割りにその文体にもすんなり馴染めて・・・

 結構 相性の良い作品でしたvv





紫陽花のころ


 あぁ。そういうことだったんだぁ。

 彼女の書いた手紙の行で 二人の中に流れている微妙な空気の理由が分かった。



 元の鞘に戻れるのかは分からないけれど・・・  でも。

 戻らないと。  逃げてはいけないんだよ。

 心の中で つい呟いてしまった。





夏の落とし文


 「落とし文」という謂れも知りませんでしたが。

 なんといってもこの兄弟の本当の関係を知って 悲しかった。

 お兄ちゃんは知っていて。  おじいちゃんの態度にも耐えて。

 そうして 全てを呑み込んで対峙する。



 どこへ行ったんだろう。



 怖かったけど切ない。  とっても心に響く一編でした。





栞の恋


 こんな風に誰かと繋がってみたいな~vv

 恋が終わる。 その瞬間に新しい出会いに変わる。  とってもビックリした☆



 そして 切なくなった。

 お互いに、忘れられないなぁ。





おんなごころ


 スーーーーーーーーーーーっごい  怖かった。

 でもね。

 なんで子どもまで連れて行っちゃたんだろう??   寂しかったのかなぁww

  

 やり切れない想いが 残るんです。





ひかり猫


 不思議な~vv お話でした。

 一生のうちにこんな体験をするのって    面白いかも。

 でもやっぱりワタシ  怖いかも~@@





朱鷺色の兆


 いつも同じ曲がかかっている商店街のレコード店。  その理由が、分かるんですvv

 確かにこんな能力いらないしww  知っている人の死期が見えたら悲しくてしょうがない。

 でも、変えることも出来るって事に気づく。  動き出す。



 う~ん、うん。  大事なんだ。

 何だか この一冊の中では珍しく、希望が持てる感じ・・・   ん??





枯葉の天使


 幸子書房。

 やっとここでお話の「真ん中」にやってきます。



 う~  うぅ。

 良かったです。

 何だか最後に繋がるって言うのかなぁ。  なんていったらいいんでしょうか。

 まちこちゃん。  お遣い良くできました☆





 いい感じで 怖くってフワッとやさしくもありvv 

 いいかも~vvv   もうちょっと。

 作品探して読んでみたい!   そんな作家さんでした♪

 たくさんの方が読んでいるの納得だなぁ^v^