笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

『ピースメーカー』 小路幸也著







『ピースメーカー』 小路幸也





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十分過ぎるほどに伝わる優しさ
本を閉じた後に残る読後感はさすがっvv

青春と音楽の短編連作。
最後に届く恋の始まりにときめきつつ、物語は終わるのです。







一九七四の<ロミオとジュリエット>

けんちゃんがとても気になる・・・
毎話そう思いながら読んでいたのですが

学校の雰囲気がとても懐かしくって
放送室って入った事あったかな?
自分の記憶の中での景色が浮かばない事に驚いた。

全く以って関わった事無い世界だ
何だか損をした気分で始まる物語。

校内放送で伝える
同じ声を同じ時間に学校中の人が聴いている
それって要するに学校中の一人一人を声で繋げている様な気がして

今更に凄いって、感心
そりゃそうやって、こんな事解決できるさ・・・・・君らなら。



一九七四の<サウンド・オブ・サイレンス>

一番のお気に入り。

彼が黙っている事が、その選択が正しい事なのかはワタシにもわからないけれど
気持ちは何となく分からないでも無い。

でもちゃんと気付ける人がいたから
きっと後悔は無かったと思うし一人で抱え込まずに済んだから

良かったね。
何だか青春だッッ



一九七四の<スモーク・オン・ザ・ウォーター>

カッコ良かったし、何だかすっとした!
何だかんだ言ってもライブの音に敵うものはなしっ!

それが例えフォークダンスの曲でも、です。
慌てる感じも企む過程もすごーく楽しそうで目の前で繰り広げられている様で
すごくワクワクしました!


一九七四の<ブートレグ>

前編の事件により
再びの事件、と言いますか要するに

自分達で首を絞めたって感じ?ぷぷぷ
大人っていつの時代もそうさ~
でもって子どもの思い付きに振り回されるのさ~
どうせいたちごっこなら
負けてあげるのも大人の懐の深さかもしれない、なんて事を

ジタバタする大人を読み取りつつ悟ってみたりする♪
自分が出来るかどうかは、取り敢えずおいといてハート


一九七四の<愛の休日>

うーん、好きでした。
この作家さんをワタシが好きな理由が詰まってる一編。

魔法のように、優しさが繰り出される
でもそれはいつもさり気なくてあっさりワタシは読み落としているのだろうけれど
いつも読んだ後に心の隅っこにちゃぁんと残ってる。

温かい心持になれているのです^^

そうじゃないのかな?読み通りの設定ではあったものの
ふむむそうしてけんちゃんのお兄ちゃんが!?

なかなかどうして、良いじゃないですかッッハート


一九七四の<マイ・ファニー・バレンタイン>

再びのトラブルを解決
部長さんのキャラも際立つ感じが、好きっ★
これ続編出ないのかなぁ。

三浦さんの活躍がけんちゃんのこれからが、とっても気になるぅ。


ボーナストラック

うわわっ!
急展開にときめきつつ
追いかける風景に心躍らせつつも

物語は終わるのです。

始まりを届けて終わる
設定の季節感の所為なのか、とても希望の持てるラストのお話でした。

そうか部長全く気付かなかったよ・・・・ッッ!
けんちゃんでは、ダメったんだねwww



好きだぁ
あぁぁ大好きだぁぁぁぁ
読んだ後のワタシの優しさメーターは針が振り切れてますっ

どうやら何かしらの新刊も
でもあの大好きなシリーズの最新刊も未だ手付かずのままだ!
さてそうゆう訳でして
今日の感想文は、これにて終了。








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ふむむ
どうでしょうねぃ。

実はそんなにときめいた事無いかもww














akn