笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

How’s it going? ~いつか見上げる、君の空

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忘れない
誓う涙も乾いてしまえば
大人になるその時間の流れに
いつの日か想いは薄れてゆくのだろう


でもその時間の流れの中で
生き続ける彼らは沢山の人の死に出会う
そうしてその度に思い出すのだと思う


君が生きていたことを
14歳で逝ってしまった事を





















君が昇る空
これから見上げ続ける彼らに
君はちゃんと何かを伝えている

人は生きて、逝く

だからこそ輝く今を
生き続けたいと、願う事は必要なんだと









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昨日の訃報は
泣きながら帰宅した女子により知らせられたのです
一つ年上の男子は、同じマンションの、小学生のころから見知っている
これからの成長も頼もしく思えていた14歳

お母様は今年度一緒に委員をしておりまして
行き帰り色んな事をお喋りしていた

来年は受験なんだと
部活ばかりで勉強しないのだと
笑って、愚痴を零していた。




神様は、いったい何を考えているのだ。

誰だってきっとそんなこと考えない
行ってらっしゃいって見送った家族が
自分の子どもが
自分の知らぬうちに手の届かぬところへ行ってしまうなんて

そんな事、考えたくない

どうして奪うの
それならどうして、14年間もあのお母さんの元に置いていたの
今更どうして、取り上げたりするの

酷い。

そんな勝手な事、誰が許すの?





お願い
返してあげて

ワタシは、どうしたら良いの




返して


あの子を
彼女の元へ、お願い


返して。








春の野辺送り

霞む景色が
今日はいっそうに腹立たしい。