笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

『幻想映画館』 堀川 アサコ著/講談社

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趣味はシリトリ。ちょっぴり学校に行きたくない高校生・スミレは、「不思議なもの」がよく見える。ある日、「不思議なもの」と同時に父の不倫現場を目撃。後を追い、商店街の映画館に迷い込む。そこで生まれて初めての恋をしたはいいが、失踪事件に巻き込まれ—生死の狭間に繰り広げられる癒し小説。



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やっぱり丁寧な語り口調で
癒される、ようでその実。今回はヘビィではなかった?


学校へ行きたくない理由。お父さんの秘密。自分にできる事。そこに寄ってくる不思議なクラスメイト。
映画館で出逢う人。本当は居ない人。色んな人が、面白くて悲しかった。


おばあちゃんの、寂しさからくるあの発想は、あの思考回路は相当に新しいものでありました。
その所為か何だか可哀想にも思えず仕舞いで。多分思わなくてもそこは受け手の自由なんでしょうけれども。

お父さんの言い分とか、お母さんの気持ちとか。
それを見ている彼女とか。幻想的な様で結構リアル。癒されなかったよぅ。
でもきっと、生きている人は、そうやって色んな物を背負うんだなぁと
同じく描かれる消えて逝かざるを得ない人々の事を考えると
生きている難しさと喜びが、同時に湧き起こるのでした。

ラストの勢い、意外だけれども結構好き。
この作家さんの言葉遣い好きです。良いなぁ。










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ハリポタ!

ってもうずいぶん前だよねぃと女子と話した・・・
もともと、あまし行かないのです。だtt、そんなにお金ないもん
私の中では『映画館で映画を観る』は、かなりの贅沢ですねー。
2回観るとアルバムレコード買えるし。文庫なら、2冊は余裕だし。むぷぷ。

でも11月に上映されていた『』は行きたかったんですけどねぃ。
上映始まったなーとそこまでは意識していたんですけども
いつの間にか終わっていた。