笑う門には福も来る

鈍間な主婦の気儘で憂鬱で有頂天な日常。

『シンメトリー』誉田 哲也著/光文社

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百人を超える死者を出した列車事故
原因は、踏切内に進入した飲酒運転の車だった。
危険運転致死傷罪はまだなく、運転していた男の刑期はたったの五年。
目の前で死んでいった顔見知りの女子高生、失った自分の右腕。
元駅員は復讐を心に誓うが…(表題作)。
ほか、警視庁捜査一課刑事・姫川玲子の魅力が横溢する七編を収録。
警察小説No.1ヒットシリーズ第三弾。


東京
過ぎた正義
右では殴らない
シンメトリー
左だけ見た場合
悪しき実
手紙




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噂(?)の、このシリーズ、このタイミングで初読み。
順番に読まないのは、この1冊がちょうど貰い物だったのでありまする。
自分では購入しないかな、と、読んで思いました。
あ、勿論、嫌いとか、面白くない、とかではないのですが。わざわざ購入してまで手元にはおかなくても良いかな、という印象。


容赦無さは好きでした。
でもどこかに甘さの残る具合も絶妙。
この、ええと、姫川さんでしたっけ。この方の判断の線引きにはブレが無い気がする。
このキャラを通して作家さんの意思も感じる。そんな物語でした。

色んな人を通してですが
私はこの作家さんには縁があるなぁ。ふふ。
景色の描写がとても素直で分かり易くて、綺麗だと思います。好きだなぁ。
温度とか、乾湿の差とか。光の描写も。

いつか自分で買わなくちゃ、いけないと思う。










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しちゃいましたね。
それよりも二重に驚いたのは、私だけじゃないはず。むむぅ。