「夕映え」・宇江佐真理
「夕映え」・宇江佐真理
江戸後期、武士を辞め岡っ引きとなった夫、女房は飯屋の女将。息子と娘、この4人の家族の暮らしを通して、江戸時代から明治時代へ、時代の移り変わりを、市井に生きる人間の切なさや強さを描いた長編。
この時代は、個人的には 大好きなんです。
前半は 娘おていちゃんの 恋、結婚のお話が中心
晴れてお嫁に行ってからも
結構いろんなコトが起こるのは
今も昔もあんま変わんないのかな♪
晴れてお嫁に行ってからも
結構いろんなコトが起こるのは
今も昔もあんま変わんないのかな♪
後半は、息子良介の生き方と 時代の移り変わりがリンクしていて
とっても 緊張しました・・・
彰義隊に入り、官軍に攻撃を受け、何とか逃げ出し無事に帰宅します
敵の目からも かくまうコトが出来
松前へ 逃がす準備が 整っていたにもかかわらず
好いていた子の身に起こったコトをしり
とっても 緊張しました・・・
彰義隊に入り、官軍に攻撃を受け、何とか逃げ出し無事に帰宅します
敵の目からも かくまうコトが出来
松前へ 逃がす準備が 整っていたにもかかわらず
好いていた子の身に起こったコトをしり
再び 闘うコトを決意してしまう・・・
彼の純情にはね、涙でした。ホントにね。
見事だったんだろうな~
そう思いました。
そう思いました。
時代が変わろうとも
戦が起ころうとも
人の営みは 変わらないんですね
戦が起ころうとも
人の営みは 変わらないんですね
夜が来れば 朝は来る
人の望むものは そんなに多くないのかもしれない
いつも通りの毎日
ただそれだけで。
いま、ワタシは
とっても幸せなのかもしれない
そう思える
ホントにそう思える 物語でした。
あのね、良かったです。
この本読んで、そう思いました。